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いずれにせよアメリカ人の英王室好きはいまに始まったことではなく、1838年に行われたビクトリア女王の戴冠式に大感激したし、女王の息子であるウェールズ皇太子が1860年にアメリカを国賓訪問したときには彼を見るために大観衆が詰めかけたということもある(皇太子はわずか18才だった)。
というわけで、ピーター・フォスターとしては「英国びいき」のアメリカ人のノスタルジアにはついていけない部分もあるけれど
In these hard times, we Brits can’t afford to be sniffy about all those extra tourist dollars that will soon be raining down on London, so I shan’t say it too loudly.
経済的にも厳しいご時世であり、我々英国人としては(アメリカの)観光客がロンドンで湯水のごとく使ってくれるであろうドルをバカにするわけにはいかないのだから、あまりおおっぴらに(アメリカ人のノスタルジアを)否定するのは止めにしておく。
と言っております。
ところで「ロイヤルベビー誕生」について英国人がどの程度関心を持っていたのかについて、YouGovという機関が7月初めに行った調査の結果が次のようになっています。
「関心なし」(あまりない+全くない)が「あり」(大いにある+そこそこある)をわずかに上回っているのですが、誕生記念品のようなものを買う気はあるか?という問いについて多少なりとも「あり」というのはわずか7%だった。ただはっきり分かれたのは男女別の関心度で、女性の場合は「関心あり60%:関心なし38%」だったのに対して男性は全く逆の「あり29%:なし68%」であったのだそうです。