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「日航機事故の謎は解けたか」(北村 行孝、鶴岡憲一著)
今年は、犠牲者520人という世界の航空史上、単独機としては最悪の事故となった「日本航空123便墜落事故」(1985年8月12日)からちょうど30年にあたる。事故後に生まれた人たちが日本の人口の約3割をしめ、ともすればこの事故が風化して教訓が忘れ去られかねない時期を迎えつつある。
そうしたなか、新聞社の社会部記者として事故取材に携わった著者が、事故調査関係者らを再取材して「日航機事故の謎は解けたか――御巣鷹山墜落事故の全貌」(北村行孝、鶴岡憲一著、花伝社)を出版した。
残された謎はどこまで明らかにされたのか。教訓や課題は何だったのか・・・。事故の全体像を改めて知るための絶好の総集編となっている。またこれまで実名で登場したことのない事故調査関係者のインタビュー録や新たに発掘した資料もふんだんに盛り込まれており、資料集としての価値も高い。