池田理事長は1996年から約5年間、オランダ大使を務め、この間、日蘭関係400年(2000年)を祝う、両国の数々の記念行事の実現に貢献した。この歴史的な節目の年に、日本の天皇皇后両陛下のオランダ訪問とオランダ皇太子(現国王)の日本訪問が行われたが、両国間には、第二次大戦中に旧日本軍が占領したインドネシア(当時はオランダ植民地)でのオランダ人慰安婦問題などが歴史の一つの傷跡として残っていた。大使はインドネシア帰りのオランダ人戦争被害者たちと精力的に対話を続け、問題解決に尽力したのだが、以下の毎日新聞の記事はその大まかないきさつを大使の証言として記録したものである。
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